六本木で飲んで記憶を失くした日、手ぬぐいも失くしました。一番お気に入りの鉄線柄。
ちょうど1年前 「かまわぬの手ぬぐい使い方手帖」 の立ち読みで、ヴィンテージ手ぬぐいのことを知り、夫と自分の分を買って帰りました。本の横に手ぬぐいが並んでいるんだもの。もう三省堂の思うツボです。
でも、良い出会いでした。あの日からずっと可愛がっていたのに・・・。
毎週通っているスポーツクラブにもスノボ1泊旅行にも一緒に行ったのに・・・。
いったいどこで失くしたのか・・・他人から見たら、薄汚れたボロ布ですよ。少し色が落ち着いて、柔らかくて良い風合いになっていたのに・・・。即ゴミ箱行きでしょうか。考えたら悲しくなってきちゃった。
また育てなおそうと思って、同じ鉄線柄を買ってきました。一枚の絵のような柄も良いのですが、全体に模様が入っている方が染みが目立たなくて日常使いに向いていると思います。
手ぬぐいは使ってみると良いものです。洗っても数時間で乾くので、毎日清潔な手ぬぐいを持ち歩けます。柔らかい風合いになれば使い込んだ証です。汗、涙、鼻水を吸い、ますます愛着が湧いてきます。
夫の手ぬぐいを嗅いだら体臭と同じでした。私のも同様だそうで・・ 「りん臭い」 と言われました。警察犬が嗅いだら追跡されちゃう。
手ぬぐいの育て方
- たっぷりの水でやさしく手洗い
- 皺を伸ばして日陰に干す
- 洗剤・お湯は使わない
- 他のものと一緒に洗わない
- 濡れたまま放置しない
汚れた時は無添加中性石鹸で洗えば、染料の色落ちが抑えられます。
実は、手ぬぐいの使い方を知らなくて、最初に買ってきた手ぬぐいの端を三つに折ってまつり縫いしてしまいました。使い始めにほつれる糸を切っていれば、フリンジ状になって自然とほつれなくなります。
手ぬぐいの端を切りっぱなしにするのは、早く乾き雑菌の繁殖を防ぐためと、好きな大きさに切ったり裂いたりできるようにだそうです。時代劇でよく見ますよね。ケガをした時は、歯で横糸を噛み切って裂いて手当てです。現代だって、夏祭りともなれば、いつ何処で下駄の鼻緒が切れて泣いている娘さんに出会うか分りませんからね。
手ぬぐいは薄くて頼りなく見えますが、使い始めると、タオルより日本の風土に合っていると思います。だから昔からあるものって、生活スタイルが変っても侮れません。
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